2006年7月遊動コンパス(通称ユーコン)の観測記録

この実験は新しい試みで、新潟のNORAさん(新津市の方)の発案からなされたものです。実験は簡単なもので、コンパスシートを小さく丸く切り、粘性を持った液体(液体洗剤の原液)にある方法で浮かべ、ゆっくりとした動きの距離と方向を探るものです。ビンのふちまで到着した場合と、ゆっくり動いて距離がわずかな場合があります。一部の観測では、地震の震源地の方向と、観測で動いた方向がほぼ一致する場合もあります。また動いても地震発生がない場合や、大きく外れる場合もあるようです。ですから、まだ研究中です。その点ご了承ください。記載の同じ色は関連を表しています。









●震源地までの方位及び距離の測定は下記のフリーソフトを使用させていただいております。感謝申し上げます。 「球面三角法による方位計算(全世界対応) Ver.3.4.46 Copyright(c)1998 Akira Osanai 1998/9/10http://www.shihei.com/mysoft/houihlp.html





日付 曜日 ユーコンの動き 関連地震 検証と説明
1日 AM8:43   
86度に漂着
PM9:38   
158度に漂着
PM10:44  
90度に1.5cm
AM8:28
宮城県沖M5.4
震度3

AM11:05
新潟県沖M3.2
震度1
月1日AM8:28宮城県沖M5.4震度3の方位は気象庁の暫定位置では観測地から92.0度で、距離は114.4kmでした。これは6月30日深夜の漂着方位96度にほぼ一致します。誤差4度で翌日の発生となります。また6月15日の漂着方位94度にも一致します。これの場合は誤差2度で16日後の発生となります。また6月9日の漂着方位92度のも一致します。これなら誤差0度で22日後の発生となります。さらに6月7日頃から6月18日ごろまでの約11日間の今回の震源近くの方位にほぼ毎日のような移動現象とも関連があったかもしれません。
「その後の気象庁の震源の確定値によりますと、Mは5.3で、観測地からの方位は88.2度で距離は110kmでした。これですと7月1日の朝までの漂着方位86度に一致し誤差2.2度で当日の発生となり、漂着から発生まで数時間以内とみられます。(説明:漂着確認時間は地震発生の15分後でしたが、朝までにすでに漂着していたと推定されます。)また6月28日の86度、6月14日の87度、また最初にこの方位に動き始めた6月7日の86度にもそれぞれ一致します。」


7月1日AM11:05新潟県沖M3.2震度1の方位は262.6度で距離は263kmでした。反対の方位は82.6度でこれは6月28日の漂着方位83度に一致します。誤差0.4度で3日後の発生となります。
2日 AM8:59
82度に漂着
PM10:02  
120度に0.5cm
(ほぼ停止状態)
2日の朝の反対方位は上記新潟沖の方位と重なるようです。
3日 AM8:09
停止状態
PM10:03   
176度に漂着
AM8:10
宮城県沖M3.6
震度1
2日夕から3日の昼までもユーコンは停止状態です。
7月3日AM8:10宮城県沖M3.6震度1の観測地からの方位は63.2度で距離は89kmでした。これは6月29日の漂着方位64度に一致します。誤差0.8度で4日後の発生となります。

4日 AM10:13   
135度に1cm
(不漂着)
PM10:08   
170度に3cm
PM10:39   
168度に漂着
5日 AM8:17
停止状態
PM5:37    
140度に1cm
(溶液に濁りあり)
6日 AM7:31
150度に1.5cm
(不漂着)
PM10:37   
155度に漂着
AM2:08
岩手県沖M5.3
震度4


AM6:11
宮城県北部M4.4
震度4
7月6日AM2:08岩手県沖M5.3震度4の観測地からの方位は34.9度で距離は239kmでした。反対の方位は214.9度でした。これは先の6月29日の静岡県西部と重複しますが、6月28日216度の漂着方位と一致します。誤差1.1度で8日後の発生となります。

6日AM6:11宮城県北部M4.4震度4の方位はユーコンの観側地からは、Hinet情報の震源情報によりますと243.1度で距離は13.9kmでした。反対の方位は63.1度でした。これは下記の7月3日の宮城沖と重複しますが、6月29日の64度の漂着方位と一致します。誤差0.9度で7日後の発生となります。
さらに7月3日朝の停止状態、5日朝の停止状態とも関連がありそうです。
7日 AM7:37
140度に0.5cm
(不漂着)
PM6:53
145度に2.5cm
PM10:38   
153度に3cm
8日 AM9:52
150度に2.5cm
(不漂着)
PM10:56   
146度に漂着
9日 AM8:02    
停止状態
PM11:35   
停止状態
10日 AM8:07    
停止状態
PM8:56    
停止状態
11日 AM8:15
停止状態
停止は丸3日近く続いています。
12日 AM8:14
停止状態
PM9:23    
停止状態

PM10:50   
停止状態
約4日間になりそうです。
13日 AM10:58   
停止状態
PM10:32   
停止状態
14日 AM8:13
停止状態

PM6:14    
停止状態

PM10:53   
90度に0.5cm

(ようやくわずかに動き始めました)
約6日目の停止状態です。
もし地震性なら遠くない所に反応か?
15日 AM8:40    
停止状態

PM10:56   
停止状態

無感地震
Hinet情報より
宮城県はるか沖
M4.5深さ35km
Hinet情報によりますとAM4:00に宮城県はるか沖でM4.5深さ35kmの無感地震がありました。これですと観測地からの方位は88.1度で距離は364kmでした。これは14日の夜遅くの90度の移動方位に一致します。誤差1.9度で翌日の発生となります。
16日 AM9:03
110度に0.5cm
不漂着
AM5:58
福島県沖M3.9
震度1
AM5:58福島県沖M3.9震度1の方位は
153.1度で距離は179kmでした。
これは7月6日の漂着方位155度に一致します。誤差1.9度で10日後の発生となります。また7月7日の移動方位153度にも一致します。誤差0.1度で9日後の発生です。
17日 AM8:05
停止状態

(溶液にやや濁り)
PM11:15   
停止状態

AM8:25
福島県沖M4.6
震度2
7月17日AM8:25福島県沖M4.6震度2の地震の観測地からの方位は144.7度で距離は155kmでした。これは7月8日の漂着方位146度に一致します。誤差1.3度で9日後の発生となります。また7月5日の移動方位140度にもほぼ一致します。誤差4.7度で12日後の発生となります。
18日 AM9:18
停止状態

PM10:59   
停止状態
19日 AM9:05
停止状態

PM8:46    
130度に0.5cm
AM3:49
秋田県沖M3.9
震度1
AM3:49秋田県沖M3.9震度1の方位は328.4度で距離は257kmでした。また反対の方位は148.4度でした。これは17日の福島沖M4.6と重複しますが、7月8日の漂着方位146度に一致します。誤差2.4度で11日後の発生となります。
20日 AM9:33
140度に0.5cm
PM11:05
停止状態
21日 AM9:41    
停止状態

21日夜11時ごろに溶液、ユーコンの遊動部分を取り替えました。
22日 AM9:15
230度に1cm移動

PM10:50   
230度に2cm

不漂着
(反対方位は50度です)
相変わらず動きは鈍いのですが、以前よりは動いているようです。
23日 AM8:23
230度に漂着
PM6:20    
240度に2cm
PM10:43   
250度に2.5c
15日ぶりに漂着です。
24日 AM9:53
255度に漂着
PM10:00   
250度に1cm
不漂着

25日 AM10:00
停止状態
PM5:23    
258度に漂着
PM10:36   
212度に漂着
(反対は32度です)
26日 AM8:20
42度に漂着

PM2:43    
255度に2.5cm
PM6:48    
253度に漂着
PM10:55   
135度に1.5cm
漂着が多くなってきました。
27日 AM8:18
98度に漂着
AM9:52
270度に2cm
PM2:25    
267度に漂着
PM5:39    
275度に漂着
PM10:27   
76度に漂着
AM5:55
福島県沖M4.3
震度1
AM5:55福島県沖M4.3震度1の方位は158.4度で距離は172kmでした。該当はありませんでした。
27日はおもに東西に活発に動きました。
28日 AM7:34
42度に漂着

PM1:33    
240度に1cm
PM5:43    
85度に2cm
PM9:38    
68度に漂着
PM4:40
与那国島近海M5.9震度3
42度は26日に続いて2回目です

7月28日PM4:40与那国島近海M5.9震度3の方位は232.6度で距離は2349kmでした。これは遠いですが一応7月23日の漂着方位230度に一致します。誤差2.6度で5日後の発生となります。
29日 AM8:57
68度に漂着
PM9:27    
26度に漂着

(26度は最近ではない方位です)

68度は2回目です。
30日 AM9:52
62度に漂着
PM7:40   
340度に漂着
PM10:48   
58度に漂着
AM2:19
茨城県南部M3.9
震度3
AM2:19茨城県南部M3.9震度3の方位は195.8度で距離は259kmでした。反対の方位は15.8度でした。とくに該当はありませんが29日夜の漂着方位26度に少し近いようです。誤差10.8度で翌日の発生とはなります。
31日 AM7:53    
41度に漂着
PM2:38   
275度に2cm
PM9:11   
198度に漂着

PM5:35
秋田県沿岸北部M3.4震度2

PM7:42
福島県沖M3.8
震度2
31日PM7:42福島県沖M3.8震度2の観測地からの方位は164.1度で距離は167kmでした。反対の方位は344.1度でした。これは下記の秋田沿岸北部の地震と重なりますが、30日夜の漂着方位340度とほぼ一致します。誤差4.1度で翌日の発生となります。

7月31日PM5:35秋田県沿岸北部M3.4震度2の観測地からの方位は341度で距離は230kmでした。これは7月30日の夜の漂着方位340度に一致します。誤差1度で翌日の発生となります。